皆さんは「甘酒」と聞くと、寒い冬に温めて飲む飲み物だと連想しますよね? ところが本来、甘酒は夏の飲み物だったのです。まだ、薬や医療の発達していなかった江戸時代の人々は、死亡率の高くなる夏場に甘酒を好んで飲んでいたようです。当時の文献には、江戸や京都、大阪といった当時の大都会では、夏になると多くの甘酒売りが街に出ていたと記録されています。おそらく甘酒は、夏バテ防止のために、今の栄養ドリンクのような感覚で利用されていたに違いありません。
時は平成に移り、このブドウ糖やアミノ酸、ビタミンが点滴なみに多く含まれる高栄養飲料が注目を集めています。

米麹のつぶつぶがそのまま入っています。
長野の地酒蔵「信濃錦」では、二十年以上も前から、米と麹のみを用いた「純正あま酒」を製造しておりますが、ここ数年その健康効果が注目を集め、出荷が間に合わない程の注文が入っております。

甘酒のパワーについて、東京農業大学の小泉武夫教授の見解を一部抜粋してご紹介いたしますので、参考にして下さい。

■甘酒はまさに“日本のヨーグルト”
日本では古くから微生物の力を巧みに取り入れた食文化が育まれてきました。甘酒や日本酒、味噌、醤油、みりん、酢、漬け物、納豆は、その代表と言えるでしょう。これらは、言うまでもなく、麹菌や乳酸菌などによる発酵によって作られます。発酵とは、簡単に言えば、人間にとって好ましい微生物の働きのことを指します。ちなみに、その反対は腐敗といいます。食べ物を発酵させると、その食べ物は、保存が利くようになります。また、味に微妙な深みが増しておいしくなり、栄養価も大幅に高まるのです。日本人は、発酵食品のそうした利点に大昔から着目し、独自の食文化を築いてきました。
そうした中、様々な薬効を持つ優れた発酵食品として、今、にわかに注目されているのが、誰でも子供の頃に一度は飲んだことのある「甘酒」です。甘酒は主に、炊いたご飯に米麹と水を混ぜ、発酵させて作ります。米を発酵させて作る甘酒は「日本のヨーグルト」と呼んでいいかもしれません。
ここで注目したいのは、砂糖などの甘味料を一切使っていないことです。それなのにあの甘さが感じられるのは、なぜなのでしょう。それは、米麹に付着した麹菌が、米の甘みを引き出してくれるからなのです。

■点滴なみに優れた高栄養飲料
麹菌がアミラーゼという酵素を分泌し、ご飯のでんぷんをブドウ糖に分解します。甘酒が甘いのは、このブドウ糖が多く含まれているからにほかなりません。甘酒には20%以上もブドウ糖が含まれ、また、私たちが生きていくために必要なビタミン類も豊富に含まれています。さらに、甘酒は天然の食品の中では、必須アミノ酸を最も多く含む食品のひとつでもあります。アミノ酸とは、たんぱく質を構成する成分で、このうち必須アミノ酸とは、人間の体内では合成できない10種類のアミノ酸のことを指します。
こう考えると甘酒のすごさがわかります。甘酒は、ブドウ糖を20%以上含み、ビタミン、アミノ酸も充満した非常に優れた高栄養飲料ということができます。こうした甘酒の特徴は、病院で行なわれる点滴による栄養補給にも共通するのです。点滴は、ブドウ糖溶液とビタミン溶液、アミノ酸溶液を血管に送り込むようなものだからです。

■信濃錦「純正あま酒」は昔ながらの純正品
信濃錦の『純正あま酒』は、米と米麹のみを用い、糖類や食塩等は一切使用しておりません。一般に市販されている酒粕を原料にした甘酒とは別物の昔ながらの純正品です。
またアルコール分も含まれておりませんので、どなたにでも安心してお召上がりいただけます。冬はホットで、夏は冷たく冷やしてお楽しみ下さい。また、プレーンヨーグルトやラズベリージャムなどと合わせても、おいしくいただけます。








        

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