ザールと言えばエゴン・ミュラーといわれるほど超有名蔵と比べ、彼ハインツ・ワグナーの名は全く無名に近いものですが、彼ほどワイン造りにその身を捧げている人は世界中のワイナリーを回りましたが他に会ったことがありません。畑仕事から醸造、セラー内の作業もすべて彼自身が行なっており、彼の育てたワインは、どんな有名な醸造元と比べてもまったくひけをとりません。機械での作業が不可能な大変険しい斜面にリースリングのみを植え、その醸造法は頑固なまでに伝統的です。近年、ドイツワイン生産者の間で誰もがよりクリーンなワインを造ろうとハイテクに走り、ワインからいろいろ複雑なエキス分を取り除いてしまう傾向がありますが、ワグナーは、彼のワインの風味が弱まってしまうのを嫌い、昔ながらの製法を守っています。彼のワインは、酸味が多すぎると言う人もいますが、彼は『もし酸を弱めたら、果実味も風味も弱ってしまうし、何よりもそんなことをしたら私のワインではなくなってしまう。』と言いまったく妥協せず、まさに他の若い古典派のドイツワイン生産者のお手本ともなるべき人物といえます。
                                   「LIFE BEYOND LIEBFRAUMILCH」 by Stuart Pigottより
           ※注釈 この紹介文は、まだワグナー家が有名になる前に発刊されたものです。








  WINE DATA
■生産地

■生産者
■ワイン名

■VINTAGE
■格付け
■葡萄品種
■タイプ
■容量
■残留糖度
■酸度
ドイツ モーゼル地方 ザール地区
ザールブルガー・ラウシュ畑
ハインツ・ワグナー博士家
ザールブルガー・ラウシュ Q.b.A.
Saarburger Rausch Q.b.A.
2004年
Q.b.A.
リースリング100%
【白】 やや甘口
750ml
45.8g/l
7.4g/l
☆ハインツ・ワグナー博士が最も愛する「ラウシュ」の畑からの極上のQ.b.A. .........................................................
ハインツ・ワグナー博士にとって最も愛着のあるザールブルグの最高畑「ラウシュ」で造られる極上のQ.b.A.ワイン。リースリングがもつ豊かで生き生きとした酸、香り高く、繊細で切れ味鋭く...甘みと酸味が絶妙なバランスをみせるザール・リースリングの逸品です。
Q.b.A.と聞いて、下のクラスか、と思う方もいると思いますが、ぜひ、飲んでみて下さい。Q.b.A.の認識が変わるような信じ難いワインです。

私が20年近く前に初めて飲んで、今だに舌と脳裏に焼付いているワインが、このザールブルガー・ラウシュです。それまでのありきたりの白ワインとは明らかに異なる別質の味わい、リースリングという葡萄のもつ個性を十分に引き出した新鮮な感触に驚かされ、クラシック・モーゼルに魅了されるきっかけとなったワインです。
モーゼルワインを飲んでみたいという方に、まず最初に飲んでいただきたいワインとしておすすめします。

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ワグナーのワインの中でもこのラウシュの畑のものが最高です。この畑にはあまり岩が多くないのでワインに重さや深みが生まれ、デリケートで僅かにスパイシーな味わいのワインに仕上がります。
 「LIFE BEYOND LIEBFRAUMILCH」by Stuart Pigott

もし、あなたがお手本通りのミネラルや花のような香りのリースリングであり、大変な価値の源を探しているなら、ハインツ・ワグナーをチェックして下さい。オクフェナー・ボクシュタインとザールブルガー・ラウシュからのふたつのQ.b.A.は、辛口で強烈で非の打ちどころのない、造りのしっかりしたリースリングの中で素晴らしい掘出し物です。
  ロバート・パーカーJr.「ワイン・アドヴォケイト」より

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