『フルボディ』とは、ワインの味わい(感触)を表現するワイン用語。
一般的に赤ワインに対して用いられる場合が多い。ほとんどの赤ワインは甘みを多く含まないため、甘口/辛口の表現の代わりに『ボディ』という 《味わいの豊かさ》 を表現する用語として使われます。
『フルボディ full-bodied』とは、英語圏では「密度の高い」という意味をもち、最も的確にイメージを表現している言葉かもしれません。日本では、“味の濃い”、“濃厚な”、“コクのある”、“重厚な”、“豊かな”、“重い”、“ふくよかな”、“肉付きのよい”..といった意味で使われています。
『フルボディ』に対して、以下の用語があります。
「ミディアムボディ」..“中程度のコク”、“ほどよい”..といった意味。「フル」と「ライト」の中間。
ほどよいコクがあり、料理に合わせやすい万能タイプで飲みやすいワイン。
「ライトボディ」 ・・“軽快な”、“軽い”、“可憐な”、“薄めの”..といった意味。
低価格帯のワインに多いため安物に見られがちだが、上質なワインも存在
する。渋みの少ないタイプが多く、赤ワイン初心者には最も適したワイン。
さらに、「ミディアムフルボディ」、「ミディアムライトボディ」といったフルボディとミディアム、ミディアムとライトの中間的な表現が使われる場合もあります。
『フルホディ』とは、そもそも英語の「full-bodied」。「bodied」とは「body」のことで、つまり「体」の意味で。赤ワインの風味がしばしば女性の体に例えて表現されたことからきています。
『フルボディ』は、「豊満な」、「肉付きのよい」、「グラマーな」といった、豊満でグラマラスなボディをもった美女のイメージ。「濃厚な」という味の濃さばかりを意味する訳ではなく、ふくらみのある、広がりのあるといった、口に含んだ時のワインの感触を重要視しています。
「ミディアムボディ」は「中肉中背のほどよい肉付き」。「ライトボディ」は「痩せた」、「軽い」、「スレンダーな」といったイメージ。
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◆ワイン豆知識
・ロバート・パーカーJr
・ワインをおいしく飲むために
・ドイツワインについて
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| 完璧なフルボディ!? |
ミディアムボディかな? |
ライトボディ。あえて言うなら
オードリー・ヘップバーンの
イメージ |
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ネット上で「ボディ」をアルコール度数で区別するといった類の情報を見かけますが、これはまったくの論外です。多分、ワイン評論家のジャンシス・ロビンソンあたりが「ボディは主にはアルコールの強さで、それに加えてワイン中のエキス分等で決まる..」と発言したのをアルコールの部分だけを捉えて流された情報だと思います。もちろん、アルコール分が高くなれば、ボリュームも増しますが、基本的に「感触」を数値で区別すること自体に無理があり、意味のないことです。ネット上には数多くの無責任な情報が散乱しておりますので、できるだけ多くの情報を参考にするのが賢明でしょう。
ラベルの「フルボディ」表示には気をつけろ!
日本国内で販売されるワインのバックラベルに表示されている「フルボディ」の表示には、いささか?マークの場合が多い。日本は世界でも稀に見る「フルボディ信仰国」であり、日本では、「フルボディ=高級品、濃厚、高額品..」のイメージがあり(イメージさせた?)、「フルボディ」と表示すれば売れるという短絡的な発想から「フルボディ」を乱発する傾向があります。
この傾向は、特に低価格帯のワインに多く、1000円以下のワインで堂々と「フルボディ」と表示しているワインは、かなり怪しいと考えたほうが間違いありません。逆に高額なボルドーワインなどは、バックラベルの表示こそありませんが、ネットショップや店頭のプライスカードでは、このワインは「フルボディでなくてはならない」という売り手側の意識が働くせいか、ほとんどが「フルボディ」表示!?
高額ワインだからといって「フルボディ」とは限りません、こちらにも落とし穴があることを警告しておきます。
「フルボディ」といっても千差万別。
ひとくちに「フルボディ」といってもタイプは様々で、ボルドーワインのような程よいボリュームがありながらも口当りはソフトなタイプや、イタリア、オーストラリア、カリフォルニア等に多い、こってりと濃厚で口当りのインパクトも強烈なタイプなど、いずれも「フルボディ」に属します。残念ながら、「フルボディの定義」という、しっかりした基準はなく、あくまでも味覚上、感覚上の区別のため、イメージとして許容範囲を大きくとって捉えるべき言葉と理解すべきです。
例えば、こんな例があります。あるワイン雑誌で日本を代表する6人の一流ソムリエが数十種類のワインをブラインドテースティングするという記事がありました。その中でボディに関する判断は6人それぞれが異なり、6人の意見が一致したワインは僅か2本のみという結果に終わりました。このように「ボディ」に関しては、あくまでも個人の「主観」であり、目安と考えるのが無難と言えます。
そもそも「ボディ」とは何?
「ボディ」とは、ワインを口に含んだ時に感じる「感触」のことです。よく「輪郭のはっきりとしたワイン..」という表現をみかけることがありますが、この「輪郭」が最も近い言葉かもしれません。
言葉で表現するには、とても微妙な感触ですが、ワインを口に含んだ時に感じるワイン全体の“張り”というか、輪郭に相当する部分が「ボディ」です。
この「ボディ」は、すべてのワインに感じられるものではなく、比較的アルコール分の高いワインやエキス分の多いワインに感じられるものです。そして、かなりの種類のワインを注意深く飲んでいないと気づかないような微妙な感触でもあります。
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